会社在籍時、総部に属している人間は何でも経験していると思われがちで(事実多少そういう面はあるかなと思いますが)
何かその方にとって新しい方面になる分野の依頼をすると
「岡村 お前の方がいろいろ経験してるじゃないか、お前がやってくれよ」
「岡村さん 私この方面は全く経験がないので、誰か他の経験ある方にお願いして下さい」
等と言われることがままありました。
皆さまご承知のように、初めから「経験」を有している方は誰もおりません。持って生まれたスキルやお金で買えるものでもありません。私もそうです。(仕方なく)慣れない分野を体験して、体験して、いつの間にか「経験」というものに置き換わったのではないかと考えております。
では、なぜ一般的に大多数の方は新しい分野に踏み込むことに二の足を踏むのでしょう。率直に羅列すると
・ベースとなるスキルや知識不足が露呈してしまう
・新しい分野に対応できる自分を確立するには、相当な労力と時間がいる
・自分としては新しい分野なのに、何かあった時に責任を負わされてしまう
・その分野に精通している方からの指摘やアドバイスにプライドが許さない
まぁこんなところでしょうかねー・・・・、それほど的外れとは思いません、私自身がそうでしたから!
さて、自分は今年度些細ですけど、新しい分野の実務募集に多少応募させていただきました。
60歳過ぎてますので、知識と実務能力のベクトルは決して同一ではないということは重々理解しております。60歳過ぎてますが、新しい分野に踏み込むことへの恐怖心はありますよ、余計にね!
では、なぜ60歳過ぎて新しい分野をかじろうとするのでしょうかねー。プライドより自己完結したい想いがちょっとだけ勝ってるのかなとも思うし、かえって自分なりのプライドの表れかなとも思います。
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